ガス給湯器の凍結防止対策 ! 自分でやる水抜き方法と通水方法
私たち夫婦が自前でおこなっている冬季の凍結防止対策、ガス給湯器(ガス湯沸かし器)の水抜き作業と通水作業について紹介します! これまで5年間実施している方法ですので、どこよりもわかりやすく(?)説明したいと思います。
これまでに経験したちょっとした失敗例も紹介しながら、注意点についても記述しました。これから自分でやって見たい方の参考になれば幸いです。
なお、普通の別荘オーナーさん達は、このような面倒な作業を管理センターに委託しています。が、私たちは委託サービス費用節約のため、自前で実施しています。
この方法は、2018年冬、中古別荘の引渡の時に、管理センターの方に教えてもらった方法を原則として続けています。2023年冬の現在、特に支障はありません。ただ、すべてのお宅に当てはまるわけではないのでその点ご了承ください。
1.うちのガス給湯器の構造
うちの給湯器の全体像↓です。追い炊き機能はついていません。
屋外設置のコンセントか4つのコードが伸びています。
1つは給湯器自体の電源用、1つはアース用、のこり2つは、給水管と給湯管の凍結防止用電熱線用です。
水抜き作業、通水作業時にはどのコードも抜きません。一年中電気はいれっぱなしです。(気温が高い時は電熱線には通電されないのでオフにしていません)
ガス給湯器と凍結防止用電熱線
水抜き作業は主に給湯管の栓(画像左の赤矢印)と給水管の栓(画像右の青矢印)をはずして行ないます↓
給湯器を下から見た画像:給湯管(赤の矢印)と給水管(青の矢印)の水抜き栓
2.ガス給湯器の水抜き作業
別荘から帰る際にやる作業を順にあげていきます。
基本的に室内での作業は私、外での作業は夫の担当です。
(1)室内の給湯器のリモコンスイッチを切る
ガス給湯器の種火を消すということですね。私の担当です。
(2)室内のすべての水道蛇口のお湯側をあける
2階の台所の蛇口(シングルレバー混合水栓)からはじめます。まずはお湯側にカランのコックを回し蛇口からお湯を出します。1階へ下り、洗面所やお風呂のお湯を出します。
洗面台の寒冷地仕様混合水栓(下に水抜き栓がついている)
(3)庭にある止水栓をしめる
夫が外へ出て行き、庭の止水栓(水道の元栓)をしめます。
この止水栓のダイヤルがかたくて作業はちょっとたいへんです。地中にあるのでかがんで作業します。
(4)室内の水道蛇口の水側をあける
2階へ戻り、今度は水側にコックをまわし、水を出します。次に水が止まったら水栓の下についている水抜き栓を開けます。(寒冷地仕様の混合水栓なら必ずついている水抜き栓)
1階へ下り、洗面所、お風呂の水を出し、水抜き栓を開きます。
水抜き栓は蛇口から水がでなくなったら開きます。逆にすると水抜き栓から水がでてきてしまいます。
トイレの水を出します。
寒冷地仕様の台所混合水栓(赤矢印が水抜き栓)
(5)外の給湯器のガスの元栓を閉める
画像右にあるガスの元栓を閉めます。
給湯器の給水元栓(左)とガスの元栓(右)
ちなみにガス給湯器に水を送る給水元栓(画像の左の栓)は閉めません。開けたままです。庭にある止水栓(水道の元栓)を開閉することで調整するので、私たちはこの給湯器につながる水道管の赤い栓は触りません。
(6)外の給湯器の給湯配管の水抜き栓から水を出す
給湯配管の左の水抜き栓のフタを完全に外し、水を抜きます。
給湯配管は、給湯器で温められたお湯を部屋の中におくる管です。
うちの場合、この水抜き栓がやや奥まった場所にあり、力が入りにくく作業しにくいので注意です。
給湯配管の水抜き栓
給湯配管の水抜き栓からの排水の様子
↑このような感じで給湯配管の水抜き栓から、水がでてきます。
また栓を緩めている途中で、うっかりフタを落としてしまうとたいへんです。
うちの場合、給湯器の下は落ち葉や砂利があるので、最悪探すのに時間がかかってしまいます。そういうときに限って暗闇なんですね。やばい。
さらに、室内のお湯が抜け切れていないと、圧力がこちらにかかり、お湯が吹き出ることがあります(着ている服がぬれた経験あり)。
- 水抜き栓が奥まった場所にあり作業しにくいことも
- 水抜き栓のフタをうっかり落とさないよう注意
- お湯が吹き出ることがある
(7)外の給湯器の給水配管の水抜き栓から水を出す
給水配管の右の栓のフタをはずして水をぬきます。こちらの配管は、給湯器の機械の中の水がでてきます。
こちらの栓は(うちの場合)手前にあるため作業しやすいです。
給水配管側の水抜き栓
給水配管の水抜き栓からの排水の様子
(8)両方の栓を閉める
給湯配管と給水配管の両方の水抜き栓から水がでなくなり、ボコボコという音がしなくなったら栓を両方とも閉めます。
水抜き栓は開けっぱなしをすすめているメーカーもありますが、栓のフタが紛失しやすいし、虫やゴミが入ったりするのがいやなのでうちは閉めています。
(9)水抜き作業に便利な道具
以上がガス給湯器の一連の水抜き作業です。
ここで便利なグッズを紹介します。
給湯器の下にある水抜き栓を開け閉めする作業では薄手の作業用手袋をつけると便利です。蜘蛛の巣が張っていたり、虫がいたりして素手でさわるのが苦手な方は必須ですね。
(2023/07/04 20:30:15時点 楽天市場調べ-詳細)
また、うちの場合、暗い時間帯に作業するのと、作業に両手が必要なので、ヘッドライトは必需品です。夫はLEDヘッドライトを愛用しています。こちら↓
LEDヘッドライト
だいたい別荘に到着するのが土曜の夕方から夜にかけてなのであたりは暗くなっています。しかも給湯器の設置場所は建物の裏手なのでさらに暗い。裏手にはうちは照明もないです。
栓を開けるとき、うっかりフタを下に落としてしまうと探すのがたいへん。下には落ち葉や砂利があり、暗闇で探すことになり、それはそれは焦ります(経験談)。
水抜作業は両手で行なう作業なので、ベッドライトは便利です。暗闇で栓のフタを紛失してしまわないように気をつけて手元を照らしながら作業します。
(2026/05/24 17:45:22時点 楽天市場調べ-詳細)
3.ガス給湯器の通水作業
別荘にきたときに行なう作業です。ここでも外は夫、部屋の中は私が担当です。
(1)外の給湯器のガスの元栓を開ける
ガスの元栓以外はさわりません。うちは給水元栓はあけたままなので特にさわるところはありません。
(2)室内の各水栓の下にある水抜き栓を閉める
庭の止水栓をあける前に水抜き栓を閉めないと、蛇口から出るまえに、水抜き栓から水があふれてくるので注意です。
風呂場の寒冷地仕様混合水栓の水抜き栓(赤矢印)
(3)庭の止水栓を開ける
夫の作業。水抜き作業と同様に、かがんで開栓します。カマドウマがいるので苦手な方は注意です。うちの場合、栓をまわすのに力がいります。
止水栓がある箇所が積雪している時は、まず除雪から開始します。
(4)室内のお湯側の蛇口を少しずつあけていく
シュー、ボコボコ、と、遠くから水が上がってくる音がして、お湯側蛇口から空気とともに水が出てきます。少しずつ蛇口開けていき、最大量になるよう流して、しばらく流してから閉めます。
(5)室内の水側の蛇口を少しずつあけていく
お湯側の蛇口を閉めたら、水側を少しずつあけ、最大量にしてしばらく流してから閉めます。
以前、水側から先に通水していましたが、お湯側の蛇口からでる水と空気の圧力が強く、給湯器に負担がかかるような気がしたので、現在は逆にしています
少しずつ蛇口をあけないと大量に水が吹き出て、台所や洗面所の床が水浸しになります。(経験済み)
(6)室内の給湯器のリモコンスイッチをオン
通水がすべて終わってからスイッチをいれます。
以前夫とタイミングがあわず、外のガス元栓をあけるまえにリモコンのスイッチをいれ、お湯を出そうとしたらエラー表示がでたことがありました。
(7)もう一度お湯側の蛇口をあけお湯が出ることを確認
お湯が出るっていいですね。毎回しあわせを感じます!
(8)給湯器の配管は凍結でもっとも破損しやすい!
給湯器につながる配管はデリケートで、凍結でよく破裂する箇所として有名です。
十里木高原別荘地の「薪ストーブ楽しむ」さんのブログでは、ご近所で給湯器まわりの水道管が破裂した画像が載せてあります。
「薪ストーブ楽しむ」さんのブログのリンクはこちら
4.まとめ
ではガス給湯器の水抜き及び通水作業と注意事項をまとめると以下のようになります。
- 室内にあるガス給湯器のリモコンスイッチを切る
- 室内のお湯側の蛇口をあける
- 庭の止水栓をしめる
- 室内のお湯側の蛇口からなにもでなくなったら水側蛇口をあける
- 水側蛇口からの水が止まったら水抜き栓を開ける
- お湯側と水側の蛇口を少し開けておく
- 外の給湯器のガスの元栓を閉める
- 給湯器の給湯配管(お湯が通る管)と給水配管の栓を両方とも完全に外し、中の水を出す
- 出きったら栓を閉める
- 水抜き作業終わり
- 外の給湯器のガスの元栓を開ける
- 室内のカランの水抜き栓を閉める
- お湯側の蛇口を少しあける
- 庭の止水栓をあける
- 室内のお湯側蛇口から水がでるので少しずつ蛇口を大きく開けていく
- お湯側を閉め、水側を少しずつ開けていく
- 室内のガス給湯器リモコンのスイッチをいれる
- もう一度お湯側の水栓をあけお湯がちゃんと出るか確認する
- 通水作業おわり
- 水抜きはお湯側を先におこなう(給湯器配管への負担軽減のため)
- 室内の水抜きが終わらないうちに、外の給湯器の給湯配管の栓を開けると圧力がかかった水が吹き出て着ているものがぬれる場合あり
- 暗い作業になるのでヘッドライトと作業用手袋を準備
- くれぐれも給湯器配管の栓のフタを落としてなくすことがないように
- 通水時もお湯側から先におこなう(給湯器配管への負担軽減のため)
- 通水時には蛇口は少しずつあけていく(床の水浸し防止)
- 室内給湯器のリモコンスイッチは通水がおわってからオンにする(エラー表示対策)
記事は以上となります。ここまでお読み頂きありがとうございました。
